筆印とも。署名などに添えて筆の軸頭の部分に墨をつけて捺した円形の印影。鎌倉時代からあり,中世以降の庶民の間に広く行われた。花押(かおう)にかわるものと考えられ,通常は1人に1個であるが,数個並べて捺された例や,印影に加筆して花押のように形づくったものもある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう