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扶持(ふち)

本来は扶助の意味。転じて,戦国末~江戸時代に下級家臣に支給された給与。江戸時代には,主として蔵米取(くらまいとり)の一部の武士に本給として支給される米穀(扶持米)を扶持というようになった。扶持米の支給をうける武士を扶持(米)取・扶持人・扶持方という。蔵米取に付加給与として支給される米穀も,加扶持・役扶持・宛行(あてがい)扶持などとよばれた。これらの場合,扶持米の量の単位となったのは1人(いちにん)扶持で,1日あたり5合を基礎とする月俸1斗5升,年1石8斗に該当。2人扶持なら2倍の月俸3斗,年3石6斗となった。武士以外の身分の者に対する褒賞にも扶持が用いられた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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