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衾(ふすま)

被とも。掛蒲団の役目をする。なかに蒲(がま)の穂綿や絹わたなどをいれた布や革製の寝具。上流の人々は,床板の上に畳を敷き,上に衾をかけて寝た。材質によって麻衾・紙衾・むし衾などがあり,のちには敷衾(しきふすま)という寝具もでた。江戸時代になると木綿製で木綿わたをいれた蒲団にかわった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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