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藤原頼経(ふじわらのよりつね)

生没 1218.1.16~56.8.11 鎌倉幕府4代将軍(在職1226.1.27~44.4.28)。父は九条道家。母は西園寺公経(きんつね)の女。寅の年,寅の月,寅の刻に生まれたので,幼名は三寅(みとら)といった。3代将軍源実朝の横死後,幕府に将軍予定者として迎えられ,1219年(承久元)鎌倉へ赴いた。25年(嘉禄元)北条政子が死去したことから元服し,翌年正式に将軍となった。成長にしたがい将軍権力の伸長をはかるようになったため,44年(寛元2)執権北条経時に将軍職を子の頼嗣へ譲らされた。翌年出家。以後も大殿(おおとの)とよばれて一勢力を保ったが,46年幕府への謀反事件に関連したとして,執権北条時頼により京都に追放された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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