藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは)
生没 936?~995? 平安中期の歌人・日記文学作者。「蜻蛉(かげろう)日記」の作者。父は藤原倫寧(ともやす),母は主殿頭春道の女か。本名は未詳。「尊卑分脈」には「本朝第一美人三人内也」とある。藤原兼家と結婚して道綱を生む。「蜻蛉日記」は結婚生活の苦悩を綴ったもの。歌の才は当時から評価され,他撰の家集「道綱母集」(「傅(ふ)大納言殿母上集」)がある。「拾遺集」以下の勅撰集に約38首入集。中古三十六歌仙の1人。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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