藤原房前(ふじわらのふささき)
生没 681~737.4.17 奈良前期の公卿。不比等(ふひと)の次男。母は蘇我連子の女娼子。北家の祖。705年(慶雲2)従五位下に叙され,しばしば巡察使に任じて諸国の政情を視察。715年(霊亀元)従四位下に昇り,717年(養老元)朝政への参議を許される。元明太上天皇の危篤に際し内臣(うちつおみ)として元正天皇の輔弼にあたり,また授刀督・中衛大将として武力を掌握した。737年(天平9)天然痘により没し,正一位左大臣,さらに太政大臣を追贈される。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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