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藤原成親(ふじわらのなりちか)

生没 1138~77.7.9 後白河上皇の近臣。鳥羽上皇の寵臣家成の三男。母は藤原経忠の女。「芙蓉の若殿上人」として後白河上皇に寵愛される。平治の乱で藤原信頼に連坐するが,平重盛との姻戚関係から死罪を免れる。1161年(応保元)に後白河上皇の皇子憲仁(のりひと)立太子事件に参画。66年(仁安元)参議正三位。のち権大納言正二位。所領をめぐる争いから延暦寺の訴えでたびたび解官・配流されるが,後白河上皇の保護により復任,しだいに平氏と対立。鹿ケ谷(ししがたに)の謀議にかかわり備前国に配流され,殺害された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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