藤原清河(ふじわらのきよかわ)
唐名河清。生没年不詳。8世紀後半の公卿。房前(ふささき)の四男。740年(天平12)従五位下。749年(天平勝宝元)参議。752年遣唐大使として入唐。明州・越州を経由して長安に入り,玄宗に謁見。翌年帰途につくが安南(現,ベトナム)に漂着。乗員の多くが現地で殺されたが,難をのがれて長安へ戻り,秘書監として唐朝に仕えた。日本への帰国を粛宗が許さず,在唐のまま従三位に昇り死去。836年(承和3)従一位追贈。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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