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釜山(ふざん)

プサン。韓国南東端にある都市。15世紀初め,李朝は日本からの寄航地を富山浦(釜山)・薺浦(せいほ)・塩浦(えんぽ)の三浦に制限したが,1510年(永正7)三浦の乱後,富山浦のみとした。文禄の役(壬辰倭乱)では日本軍の上陸地点となり,江戸幕府による国交回復後,この地の倭館が唯一の外交・貿易の場となった。1876年(明治9)の日朝修好条規で開港,居留地がおかれて日朝貿易の拠点となった。日露戦争を機に関釜連絡船を開設,京城をへて南満州鉄道に直結する大動脈が成立した。朝鮮戦争中は大韓民国の臨時首都がおかれた。現在韓国第2の都市に発展。直轄市。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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