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不在地主(ふざいじぬし)

所有農地の存在する地域(市町村等)に居住していない地主。小作人を管理するため差配人などをおく場合もあった。地主・小作人間の小作米収受以外の諸関係は,在村地主と比較して一般に希薄であった。1920年代の大規模小作争議の当事者は不在地主が多かった。第2次大戦後の農地改革では,不在地主の小作地の保有は認められず,全貸付地が強制買収の対象となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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