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封戸(ふこ)

「ふご」とも。律令制において,食封(じきふ)支給のため封主にわりあてた公戸。賦役令(ぶやくりょう)に,封戸には課戸をあて,その全調庸と,田租の半分を封主に支給せよと規定する。残りの田租は官納とされたが,739年(天平11)全給となった。課戸ごとに戸口数が異なり,徴収される封物量が一定でないため,705年(慶雲2)1戸を4丁と定め,さらに747年には50戸のうち20戸は5丁と中男1人,30戸は6丁と中男1人とし,租は1戸40束として定額化が図られた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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