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福地源一郎(ふくちげんいちろう)

生没 1841.3.23~1906.1.4 明治期のジャーナリスト。肥前国長崎生れ。号は桜痴(おうち)。漢・蘭・英学を修め,1859年(安政6)幕府に出仕。翌年遣米使節,以後2度遣欧使節に随行。68年(明治元)「江湖新聞」を発行,新政府批判で逮捕されるが,木戸孝允(たかよし)の尽力で放免された。70年大蔵省出仕,翌年岩倉遣欧使節に随行。74年「東京日日新聞」に入り,82年立憲帝政党を組織,88年まで新聞を主宰。以後は寄稿のほか政治小説や歌舞伎脚本も執筆。歌舞伎座建設にたずさわり,9世市川団十郎とともに演劇改良(活劇)に尽力。代表作「幕府衰亡論」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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