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福島正則(ふくしままさのり)

生没 1561~1624.7.13 織豊期~江戸初期の武将・大名。幼名市松。尾張国生れ。幼少から豊臣秀吉に仕え各地を転戦。賤ケ岳(しずがたけ)七本槍の1人。1585年(天正13)伊予国今治城主。九州攻め,小田原攻め,文禄・慶長の役などに参戦。95年(文禄4)尾張国清須(洲)(きよす)城主となり24万石余を領有。秀吉の死後,対立していた石田三成を失脚させ,関ケ原の戦で東軍の主力として活躍。戦後,安芸国広島城主となり49万8000石余を領有。大坂の陣では,江戸の留守居を勤めたが,1619年(元和5)広島城の修築を理由に除封。ただし越後・信濃に4万5000石が与えられ,正則は信濃国高井野村で蟄居(ちっきょ)。翌年子忠勝が没し越後の所領は返上。信濃の所領も正則の死後没収された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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