福岡孝弟(ふくおかたかちか)
生没 1835.2.6~1919.3.7 幕末~明治期の高知藩士・政府高官。土佐国高知生れ。通称藤次。吉田東洋門下の能吏で重職を歴任し,大政奉還運動を後藤象二郎と連携して成功に導き,賞典禄500石。明治政府の参与となり,五カ条の誓文の起草に関与。文部大輔・司法大輔を歴任したが,明治6年の政変後辞職。間もなく左院1等議官,ついで元老院議官,1881年(明治14)文部卿,同年参議に昇任,85年内閣制度施行まで在任した。この間参事院議長兼任。84年子爵。以後宮中顧問官・枢密顧問官。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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