1. 用語
  2. 日本史 -ふ-
  3. 福井洞窟遺跡(ふくいどうくついせき)

福井洞窟遺跡(ふくいどうくついせき)

長崎県佐世保市吉井町にある旧石器・縄文時代の洞窟遺跡。縄文草創期の爪形文土器や隆起線文土器に細石核・細石刃をともなって,九州での旧石器時代から縄文時代への移行期の様相が解明され注目された。1960年(昭和35)から3次にわたり発掘。1層からは縄文早期の押型文土器,2層からは爪形文土器と舟底形細石核・細石刃,3層からは細隆起線文土器と舟底形細石核・細石刃,4層からは細石核・細石刃・尖頭器(せんとうき),7層からは小石核・細石刃,9層からはサヌカイト製の剥片と石核,15層からは両面加工の石器・削器・剥片が出土。国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう