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風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)

千手観音の眷属(けんぞく)である雨乞の神,風神と雷神を主題とする俵屋宗達(そうたつ)の代表作。二曲一双の金箔地の左に風神,右に雷神を描く。2神の躍動的な色彩や線描,たらしこみによる軽やかな雲の表現は宗達芸術の頂点を示す。尾形光琳(こうりん)・酒井抱一(ほういつ)・鈴木其一(きいつ)らにもこれを模した作品があり,琳派の主要な画題の一つ。建仁寺蔵。各隻とも縦156.9cm,横169.7cm。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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