一定の厚さに積んだ土をつき固め,それをくり返して土を盛りあげる方法。中国では竜山文化晩期の城壁を築くのに採用され,以後建物基壇(きだん)の構築に用いられる。突棒もしくは杵(きね)とよばれる棒を使用し,人力で土を一層ごとにつき締める。これによって造られた基壇は,強固で均質な地耐力をもつため,瓦葺礎石建物など重量のある建物の不等沈下を防ぐ効果をもつ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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