蕃書和解御用とも。江戸幕府の役職名。蕃書調所の前身。1811年(文化8)から蘭書翻訳のために天文方におかれた。異国船の到来の際には出張・応接し,嘉永・安政期以降は外交文書の調査・翻訳も行った。阿蘭陀(オランダ)書籍和解之御用,あるいは創設時に翻訳の対象となった百科辞書の書名を冠して蛮書ショメル和解之御用ともよばれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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