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藩翰譜(はんかんふ)

大名の系譜と伝記の集成。新井白石編。凡例目録1巻・正編10巻・付録2巻。1701年(元禄14)白石が甲府藩主徳川綱豊(6代将軍家宣)の命をうけ,翌年に進呈。1600~80年(慶長5~延宝8)における1万石以上の大名337氏の始封・終封・廃除などの事績が,松平諸家・譜代・外様の順で記され,付録は廃絶諸家を収録。叙述は簡潔で実証的だが,考証の不備もみられ,白石自身も致仕後に修正を加えている。1789年(寛政元)幕府は本書の続修を企図し,1805年(文化2)瀬名貞雄・岡田寒泉らによって編纂がなった。「新井白石全集」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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