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林芙美子(はやしふみこ)

生没 1903.12.31~51.6.28 昭和期の小説家。本名フミコ。山口県出身。私生児として生まれ,幼少期から行商の旅で各地を渡り歩き貧窮のなかに育つ。上京して職を転々とし,アナーキストの詩人たちと知り合い影響をうけた。1929年(昭和4)詩集「蒼馬を見たり」を出版,翌年には自作の詩をいれた自伝的日記体小説「放浪記」が刊行されて大ベストセラーになった。その後「風琴と魚の町」「牡蠣(かき)」「稲妻」「晩菊」「浮雲」など数多くの作品を発表。「林芙美子全集」全16巻。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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