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林鵞峰(はやしがほう)

生没 1618.5.29~80.5.5 江戸前期の儒学者。羅山の三男。名は又三郎・春勝・恕,字は子和・之道。春斎・鵞峰・向陽軒などと号す。文穆は私諡。那波活所(かっしょ)に師事後,幕府に出仕。1657年(明暦3)林家を継ぎ幕政に参与。63年(寛文3)将軍徳川家光に五経を講じ弘文院学士号を得る。日本史に通じ,「本朝通鑑」「寛永諸家系図伝」などの幕府初期の編纂事業を主導し,近世の歴史学に強い影響を与えた。彼が整備した林家学塾の組織は,のちの昌平坂学問所の基礎となった。「鵞峰先生林学士文集」がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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