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馬場(ばば)

馬術の練習や競技を行う場所。古代には朝廷の武徳殿の前にあり,端午の節会には走馬(はしりうま)の儀式が行われた。近衛府・兵衛府にもあった。古代末~中世に武士の戦闘は騎馬と弓射を基本としたため,犬追物(いぬおうもの)・流鏑馬(やぶさめ)・笠懸(かさがけ)などのための馬場が各所に作られた。近世には城下町の城内・城外に作られた。江戸の馬場としては城内の吹上御庭,城下の神田・馬喰町・木挽町・高田などが有名。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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