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英一蝶(はなぶさいっちょう)

生没 1652~1724.1.13 江戸中期の狩野派系の画家。伊勢国亀山城主の侍医の子。京都生れ。狩野安信(やすのぶ)の門人。はじめ多賀朝湖(ちょうこ)と称す。俳諧をたしなみ遊廓吉原に通じた才人として江戸の都市風俗を自由闊達に描き,形式化した当時の狩野派の中では抜きん出ていたが,遊興の度がすぎ1698年(元禄11)三宅島に配流された。1709年(宝永6)赦されて江戸に戻り英一蝶と改名。晩年は古典的狩野派様式に回帰。英派の祖。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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