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花園天皇(はなぞのてんのう)

生没 1297.7.25~1348.11.11 在位1308.8.26~18.2.26 伏見天皇の皇子。名は富仁(とみひと)。母は洞院(とういん)実雄の女顕親門院季子。1301年(正安3)持明院統の分裂をさけるため,父の命で兄後伏見上皇の猶子となり,大覚寺統の後二条天皇の皇太子に立つ。08年(延慶元)即位。在位中の前半は父伏見上皇 が,後半は兄後伏見上皇が院政をとった。18年(文保2)後二条の弟後醍醐天皇に譲位。35年(建武2)出家ののち萩原殿に住んだ。法名遍行。和漢の学問に通じ,日記「花園天皇宸記」には学芸に関する記述が多い。著書「誡太子書」「学道の御記」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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