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華岡青洲(はなおかせいしゅう)

生没 1760.10.23~1835.10.2 江戸後期の外科医師。父は医家の直道。名は震(ふるう),通称は随賢,青洲は号。紀伊国西野山村(現,和歌山県紀の川市)平山生れ。京都で吉益南涯(よしますなんがい)に本道(内科一般)を,大和見立(けんりゅう)に紅毛流外科を学ぶ。3年後,帰郷して家業を継ぐ。創意実験のすえ全身麻酔剤の通仙散を作り,1804年(文化元)10月13日全身麻酔下ではじめて乳癌摘出手術を行った。多くの門弟を指導し,近代外科学の基礎を作った。著書はないが,門人の記録した口授本は多い。墓所は紀の川市の華岡家墓地。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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