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バターン攻略作戦(バターンこうりゃくさくせん)

太平洋戦争開始後,日本軍のフィリピン作戦によりバターン半島・コレヒドール要塞まで退却した駐留米軍撃破作戦。米軍の兵力は9個師団を基幹とする約8万。1942年(昭和17)3月2日に作戦方針が内定し,南方軍第14軍(司令官本間雅晴中将)はバターン攻略にむかった。4月3日総攻撃開始,同月12日半島南部の掃討を完了,5月7日コレヒドール要塞を含む在比米軍は無条件降伏した。戦後のマニラ軍事裁判で,米軍捕虜を苛酷な条件下に移動させた「バターン死の行進」が罪に問われ,本間は死刑となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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