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旗本知行所(はたもとちぎょうしょ)

江戸時代,幕府の直臣である旗本に与えられた知行地。旗本領。知行地の宛行(あてがい)は,徳川家康が関東に入部した1590年(天正18)に始まり,1633年(寛永10)と97年(元禄10)の2度の地方(じかた)直しによりほぼ完成した。知行地は関東・東海・畿内に多く,数カ国かつ数カ村に分散したため,村に何人もの旗本知行地が設定されることになった。領民からの年貢の収納などの地方支配にあたるため,知行地には旗本の家臣が派遣された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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