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秦河勝(はたのかわかつ)

川勝とも。生没年不詳。6世紀後半~7世紀前半の官人。厩戸(うまやど)皇子(聖徳太子)の側近。用明2年物部守屋(もののべのもりや)征討の際,軍政人として活躍。603年(推古11)太子所有の仏像を授かり,山城国葛野に蜂岡(はちおか)寺(広隆寺)を造立した(「日本書紀」)。ただし「広隆寺縁起」などは同寺建立を壬午歳(推古30年)とする。610年新羅・任那使入京の際,導者となった。644年(皇極3)常世(とこよ)神信仰が流行すると,首謀者の大生部多(おおうべのおお)を討った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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