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畠山義就(はたけやまよしなり)

生没 1437~90.12.12 「よしひろ」とも。室町中期~戦国期の武将。持国の子。初名義夏。伊予守・右衛門佐。持国はながく子がなく,弟持富を養嗣子としていたが,40歳で妾腹に生まれた義就が1448年(文安5)家督とされた。のち持富の子弥三郎を駆逐したが,60年(寛正元)弥三郎の弟政長が細川勝元らの支援で家督を認められると,河内国嶽山(だけやま)城にこもって幕府に抵抗。66年(文正元)山名宗全を頼ってゆるされ入京。翌年政長を討とうとして勃発した応仁・文明の乱では西軍の主力として活躍。77年(文明9)乱の終息で河内へ撤退し,同国の主要部を確保。83年,南山城に侵攻したが,山城国一揆の要求で撤兵。その後も幕府からゆるされず,河内・大和両国主要部の実力支配を続けながら病没。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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