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橋本左内(はしもとさない)

生没 1834.3.11~59.10.7 幕末期の志士。福井藩医の長男。名は綱紀,通称左内,号は景岳。大坂の適々斎塾で医学を修得。藩命による江戸遊学中,西郷隆盛・藤田東湖らと交わる。福井藩藩政改革の中心として横井小楠(しょうなん)を招き,開国貿易・殖産興業・軍備強化などをめざした改革を行った。将軍徳川家定の継嗣問題では,藩主松平慶永(よしなが)の意をうけ一橋慶喜(よしのぶ)擁立のため活動した。そのため安政の大獄で慶永が処罰されるとともに謹慎処分をうけ,1859年(安政6)江戸で斬首された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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