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博文館(はくぶんかん)

1887年(明治20)に大橋佐平(さへい)が東京本郷に創立した出版社。諸雑誌に掲載された論文を集めた雑誌「日本大家論集」が最初の出版で大ヒットしたが,著作権上の問題もひきおこした。その後「日本之女学」「日本之商人」などのシリーズ,写真満載の「日清戦争実記」,総合雑誌「太陽」(1895創刊),「文芸倶楽部」「文章世界」などの雑誌をつぎつぎに創刊。廉価本双書の「帝国文庫」(正続100冊),グラフィックな週刊新聞「太平洋」も発行。博文館印刷所,取次業東京堂,用紙店博進社をもつ。最盛期は明治末~大正初期で以後は衰退した。現在は博文館新社に引き継がれている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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