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博士(はかせ)

古代に学問・技術およびそれを後進に指導することによって朝廷に奉仕した官職。令制では陰陽(おんみょう)寮に陰陽博士・暦博士・天文博士・漏刻(ろうこく)博士,大学寮に博士(明経(みょうぎょう)博士)・音博士・書博士・算博士,典薬寮に医博士・針博士・按摩(あんま)博士・呪禁(じゅごん)博士,大宰府学に博士,国ごとの国学に国博士がおかれた。その後,令外官として大学寮に文章(もんじょう)博士・紀伝博士・明法(みょうぼう)博士,典薬寮に女医博士,大宰府学の音博士・明法博士が加わった。また任官試験を行う際に一時的に任命される試験官として,問頭(もんとう)博士・試博士・証博士があった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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