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裴世清(はいせいせい)

生没年不詳。6世紀後半~7世紀前半の隋・唐の官人。608年(推古16)4月,遣隋使小野妹子を送って筑紫に上陸。6月難波津に泊まり,8月大和国海石榴市(つばいち)の衢(ちまた)に迎えられ,小墾田宮(おはりだのみや)に召された。世清は信物を届け国書を読んだ。身分は「日本書紀」では鴻臚(こうろ)寺掌客,「隋書」では文林郎。「元興寺伽藍縁起」によれば,副使尚書祠部主事遍光高(へんこうこう)が世清に従って来朝した。世清は唐朝にも仕え,江州刺史となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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