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閔妃殺害事件(びんひさつがいじけん)

乙未(いつび)の変とも。1895年(明治28)10月8日,朝鮮国王高宗の妃,閔妃を日本人が殺害した事件。日清戦争後朝鮮では反日運動が高まり,駐朝公使三浦梧楼(ごろう)は閔妃を反日の元凶と考え,日本軍や大陸浪人らを指揮して王宮に乱入,閔妃を惨殺しその死体を凌辱(りょうじょく)し石油をかけて焼いた。日本は列国の強い非難をうけて公使以下を召還したが,広島での軍法会議などで関係者はいずれも無罪か免訴となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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