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屏風土代(びょうぶどだい)

大江朝綱(あさつな)の詩を屏風の色紙形(しきしがた)に書くための下書。小野道風(みちかぜ)の筆。928年(延長6)醍醐天皇の宮廷に新調された屏風の下書で,当時,少内記の道風は35歳。揮毫のための構想からか,随所に細字で書き入れした推敲の形跡がある。その書は和様ではあるが,藤原佐理(すけまさ)・藤原行成(ゆきなり)の書にみられる繊細さはなく重厚である。御物。縦22.4cm,横316.6cm。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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