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百姓伝記(ひゃくしょうでんき)

遠江・三河両国を舞台に成立した農業技術書。15巻。最も古いものに属する大部の著作で,延宝・天和年間(1673~84)に成立。著者不詳だが,3人以上の農民による共同著作と考えられる。内容は作物の栽培と肥培管理を中心にした農業技術だが,気象・暦・治水・農民生活まで幅広く扱う。四季の移り変りにも気を配り,大河川流域の水との闘いについても記述している。「日本経済大典」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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