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百姓一揆(ひゃくしょういっき)

幕藩体制下の百姓身分の者を中心として,幕府や領主の年貢の収奪強化などに抵抗しておこしたもの。近世初期から明治初年までに約3700件発生。幕府は徒党禁令を制定してその行為を禁止し,頭取以下一般参加者まできびしい処罰を行ったが,一揆の発生を防止できなかった。闘争形態としては越訴(おっそ)・逃散・門訴(もんそ)・強訴(ごうそ)などがあり,強訴では打ちこわしをともなうことが多かった。規模や闘争形態・闘争主体などから土豪一揆・代表越訴型一揆・惣百姓一揆・全藩一揆・広域闘争・世直し一揆(騒動)などに分類される。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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