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百王説(ひゃくおうせつ)

平安末~鎌倉時代に広まった,「天皇は百代で尽きる」という歴史思想。「百王」の語は,中国では数多くの帝王を意味し,日本でも同様なとらえ方があった。平安末期には貴族政治の斜陽化と末法思想が重なり,しだいに百という実数による考え方が主流となった。この百王観は,上流階層による「愚管抄」「玉葉」などの記録や,日蓮らの新仏教者の主張にもうかがえる。しかし末法思想の衰退と前後し,南北朝期を境に百王思想も形骸化した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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