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篳篥(ひちりき)

笳管(かかん)とも。雅楽の主要旋律を演奏するダブルリードの管楽器。奈良初期に中国から伝来。古くは大篳篥があったが平安中期に絶えた。長さ18cmほどの竹に表7孔,裏2孔をあけ,樺巻(かばまき)をほどこす。上部に芦製の芦舌(ろぜつ)をいれて強く吹く。指遣いをかえずになめらかに音を変化させる塩梅(えんばい)という技巧が特徴。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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