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日立製作所(ひたちせいさくしょ)

総合電気機械企業。1910年(明治43)久原鉱業所日立鉱山工作課長の小平(おだいら)浪平が付設電気機械製作工場を新設,12年(大正元)同工場は久原鉱業株式会社日立製作所と称した。18年久原鉱業佃島製作所を併合して亀戸工場とし,20年久原鉱業から分離独立して株式会社日立製作所となる。翌年日本汽船笠戸造船所を買収して笠戸工場とし,鉄道車両生産に進出。昭和初期にはドイツから蒸気タービン技術を導入,火力発電部門にも進出。第2次大戦後は事業の一部分割を余儀なくされたが,電源開発ブームによって立ち直り,高度成長期以降は家電・エレクトロニクス部門の相次ぐ拡張によって急成長した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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