江戸幕府の職名。飛騨国と周辺の幕領の地域を治めた。1692年(元禄5)飛騨国は幕府直轄地に編入され代官の支配が続いたが,1777年(安永6)代官大原紹正(つぐまさ)の検地で,支配地の石高が増加したため郡代に昇格。高山(現,岐阜県高山市)に陣屋をおき,越前国本保(ほんぼ)(現,福井県越前市)と美濃国下川辺(現,岐阜県川辺町)に出張陣屋があった。支配地は,山林・鉱山地域を含めて10万~11万石程度。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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