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日枝神社(ひえじんじゃ)

江戸山王権現・日吉(ひえ)山王権現とも。東京都千代田区永田町に鎮座。旧官幣大社。主神は大山咋(おおやまくい)神,相殿神に国常立(くにのとこたち)神・伊邪那美(いざなみ)神・足仲彦(たらしなかつひこ)尊。南北朝期以前に江戸重長が武蔵国河越荘の新日吉(いまひえ)山王宮より勧請したとも,また太田道灌(どうかん)が文明年間に武蔵国入間郡星野山より山王三所を移したともいう。近世,江戸城内から紅葉山・西貝塚をへて,1659年(万治2)現在地に移る。将軍もたびたび参詣するなど,幕府の直轄社として厚い崇敬をうけた。1868年(明治元)現社名に改称。例祭は6月15日の山王祭。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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