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本山派(ほんざんは)

熊野三山を拠点に京都の聖護院を本寺とする天台系修験宗派。真言系当山派と修験道界を二分した。1090年(寛治4)に白河上皇熊野御幸の先達を勤めた園城寺の増誉(ぞうよ)が聖護院を下賜され,同院は熊野三山検校(けんぎょう)を兼務した。15世紀後半,門跡道興(どうこう)のとき聖護院門跡が全国の熊野先達を統轄する教団が成立した。明治初期に天台宗寺門派に帰し,現在は本山修験宗を称する。なお本山派の山伏を本山衆という。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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