1. 用語
  2. 日本史 -ほ-
  3. 細川藤孝(ほそかわふじたか)

細川藤孝(ほそかわふじたか)

生没 1534.4.22~1610.8.20 戦国期~織豊期の武将。幽斎玄旨(ゆうさいげんし)と号す。父は三淵晴員(みつぶちはるかず)。実父は将軍足利義晴とも。細川元常の養子。足利将軍家に仕え,義輝が暗殺されたのちは義昭の擁立に尽力した。1573年(天正元)義昭が京都を追放されると織田信長に属し,所領山城国長岡にちなみ長岡を姓とする。80年子の忠興とともに丹後を攻めとり,宮津に居城した。本能寺の変に際しては旧友明智光秀の誘いを拒み,剃髪して忠興に家督を譲った。のち豊臣秀吉に従い,関ケ原の戦では忠興とともに東軍に応じ,丹後国田辺城に2カ月籠城した。武芸をはじめ文学・有職故実・能楽などに精通し,歌道は三条西実枝(さねき)から古今伝授をうけた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう