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隠者(いんじゃ)

遁世(とんせい)した人。みずからの意志で俗世間からのがれて生活する人。中世には,仏教思想の影響のもと一つの理想的生き方とされ,隠者が輩出した。その生活のなかでえた思索やものの見方などにより,鴨長明(かものちょうめい)・西行(さいぎょう)・吉田兼好(けんこう)らに代表される,隠者文学と称される中世文学の独自の分野をうみだした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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