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いろはかるた

いろは48文字を頭字とすることわざを使った教訓・教育用のかるた。歌かるた系のことわざかるたに絵合せかるたの要素を加えた形式で,18世紀末の成立と推定される。正月の家庭遊戯として昭和初期まで続いた。文字を書いた読み札と,内容に相応する絵を描いた絵札からなる。絵札を散らして並べ,読み札にしたがって絵札をとり,とった枚数の多いものが勝ちとなる。京・大坂・江戸そのほか地方によってことわざは違う。いろは47字に,「ん」の代わりに「京」を加えて48枚あるのは,他のかるたの枚数に合致させたものであろう。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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