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一茶(いっさ)

生没 1763.5.5~1827.11.19 江戸中・後期の俳人。小林氏。幼名弥太郎,名は信之。信濃国水内(みのち)郡柏原の人。3歳で生母に死別し,15歳で江戸へでて奉公。竹阿(ちくあ)・元夢(げんむ)・素丸らに師事。1791年(寛政3)4月帰郷,翌年4月から京坂・四国・九州地方を6カ年におよび俳諧行脚,「西国紀行」「旅拾遺」「さらば笠」を編む。1801年(享和元)帰郷,父没。継母・異母弟と遺産相続をめぐり対立,13年(文化10)和解して,故郷に定住。翌年52歳で初婚,3男1女を得たがすべて早世。19年(文政2)長女さとの死を悼み,「おらが春」を編む。23年妻没。その後再婚,1年をへずして離婚,再々婚で1子を得る。27年柏原大火で家屋を失い,焼け残りの土蔵のなかで中風のため没。「七番日記」など句日記も多く残す。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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