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一条能保(いちじょうよしやす)

生没 1147~97.10.13 鎌倉前期の公卿。従四位下丹波守藤原通重の長男。五摂家の一条家とは別流。妻が源頼朝の同母妹であった関係から,頼朝と親密であった。1186年(文治2)2月に京都守護に任じられ,洛中警護,後白河上皇との交渉にあたる。その頃から,頼朝の推挙で後鳥羽天皇の乳父(めのと)として天皇に近侍し,未婚の娘も天皇の乳母となった。頼朝の後楯によって従二位・権中納言に昇る。94年(建久5)病により出家。法名は保蓮。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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