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一条天皇(いちじょうてんのう)

生没 980.6.1~1011.6.22 在位986.6.23~1011.6.13 円融天皇の第1皇子。母は藤原兼家の女詮子。名は懐仁(やすひと)。984年(永観2)皇太子に立ち,2年後,花山(かざん)天皇のにわかな出家により7歳で践祚(せんそ)した。皇太子には冷泉(れいぜい)天皇の皇子居貞(おきさだ)(三条天皇)をたてた。その在位は藤原道長が摂関家の地位を固めた時期にあたるが,朝野に人材が輩出し,女流文学も栄えた。皇后藤原定子(道隆の女)との間に敦康(あつやす)親王をもうけたが,中宮藤原彰子(道長の女)の生んだ男子2人(後一条・後朱雀(ごすざく))の即位が実現し,皇位継承は円融・一条系に一本化された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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