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一条兼良(いちじょうかねよし)

生没 1402.5.27~81.4.2 名は「かねら」とも。室町中期の公卿・学者。父は経嗣,母は東坊城秀長の女。一条禅閤・三華老人・桃華老人・三関老人・東斎と号し,500年来の学者,無双の才人と評された。1412年(応永19)元服し翌年従三位。16年兄の出家後一条家をつぎ,32年(永享4)摂政となるが,未拝賀のまま辞退。47年(文安4)関白・氏長者。67年(応仁元)再び関白となるが,翌年応仁の乱を避け,子の大乗院門跡尋尊(じんそん)を頼って奈良へ疎開。70年(文明2)関白を辞し,73年出家。後成恩寺殿(のちのじょうおんじどの)と号し,法名覚恵。77年,乱の終息にともない帰洛。編著に有職(ゆうそく)書の「公事(くじ)根源」「桃華蘂葉(とうかずいよう)」,和歌の「新続和歌集」,連歌の「新式今案」,古典研究の「花鳥余情」「日本書紀纂疏(さんそ)」「伊勢物語愚見抄」,政道論の「文明一統記」「樵談(しょうだん)治要」,美濃旅行の紀行文「ふぢ河の記」,随筆「小夜(さよ)の寝覚(ねざめ)」などがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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